イングランドのニュースから

どうでもいいんですが、今日はACL決勝なので世間の注目はそちらだろうけれど、僕が注目してしまったのは、「ファン会員制サイトがオーナーに=クラブの新形態で注目−イングランド・サッカー」(時事通信: http://www.jiji.com/jc/c?g=spo3_scr_30&k=2007111400200)というニュース。

イングランドからのニュースですが、おもしろい。(リンク先が読めない方のために要約すると、イングランド5部リーグで、ネット会員2万人が1人8000円ずつ出し合ってクラブの大株主となる。クラブの重要事項はネットでの投票によって決定していく、ということです。)

株式の51%が約1億6千万円ということだから全部で3億2千万円。うちの資本金よりも1億円も多いのですね、5部とはいえ侮れない。会員も1人8000円の出資で2万人もいるって、J1でもファンクラブに2万人もいたら立派なクラブですよ。

選手の獲得など重要決定事項はネットで投票して方針を決定するということですが、何かのたびにネットで株主総会が開かれるみたいな感じでしょうか。今のネット技術があって初めて可能なことでしょうけれど、株式会社の経営形態として考えるとすごい話ですね。

サッカークラブの運営でいえば、たとえば選手の獲得に関する投票だと、当然、強化担当から情報が開示され、それに基づいてネット投票を行うのでしょうが、イングランドのファンは目が肥えていて、高い見識があるのでそれが成り立つということなんでしょうか。一つ間違うとなんだかとんでもないことになりそうですが、それでも、自分たちで選んだ結果だからどんなになっても文句は言わないということなのか。(普通、株式会社ってそういうとんでもないことになる危険やあるいは手間を考え、代理人として社長を雇うわけですが。)

うーん、イギリスのことだからタブロイド紙で監督のゴシップ記事なんかが出たりしたら、煽られて、即、「解任!」という投票になっちゃわないんでしょうか。まあ、5部リーグということなのでタブロイドには相手にもされないのかな。

今の僕たちのクラメンは、制度としてはだいぶ異なるけれど設立の経緯を考えると、うーむ、これはおもしろいと気になる記事だったんでした。最後にバーミンガムのサリバン共同オーナーによる「ファンがクラブを持てることは素晴らしいが、下部リーグでは可能でも、上位リーグのクラブでは難しいだろう」というコメントが紹介されています。

5部からプレミア・リーグまではまさに果てしなき道と想像しますが、どうなっていくのか、ちょっと見て行きたいなと思います。