気が付きゃなんともう11月

月を跨いで一昨日の日記の続き。こういう話はシーズン終わってからにすべきとも思ったんですが、なんとなく感じてきたことやぼんやり考えてきたことを、日記として書き留めておきます。今の時点で感じていることなので、お読みいただくようなものではないかもしれませんし、後で見解が変わることもあります。予めご了承ください。


基本的にやってることが去年と今年とで方針が大きく変わったわけではないとはいえ、当たり前だが、やっぱりJ1クラブということでの進化しようとしている姿は見られた。

何度か書いているが、会社にはいろんな仕事があるわけだけれど、各職務について、過去はサッカー経験者を採用してきたのを、それぞれの専門知識のある職員を採用してきて、スタッフ数も倍になったという。ほとんどが新入社員ということになるし、各分野でそれぞれ経験がありながらも、クラブとしてみれば経験が乏しい若いクラブなので、将来を目指し、試行錯誤しながらいろんなことにチャレンジしてきた。動員作戦であったり、タイムリーなグッズの企画であったり、去年始まったOB戦であったり、マスコット企画であったり、あるいはこのオフィシャルブログであったり。うまくいったものもあったろうし、そうでなかったものもあったろう。サポとしてイマイチなものもあったけれど、歓迎できるものもたしかにあった。

そうやっていろいろ試していろいろなものを蓄積していくことが、経験を積むということなんだけれど、今までにないチャレンジが多く出てきたので、そもそもそういうことに戸惑いを覚えたサポの方も多かったのだろうなあと思う。そういう面で、J1昇格後、サポとクラブの足並みが揃わないところがあったのかもしれない。

そこにはコミュニケーションの問題もあったのかなとも感じられる。例えば三ツ沢開催を減らし、日産開催を増やしたことは、多くのサポにとって多いに不満を感ずるところだった。サポミに行けば、三ツ沢開催の重要性、今年は日産を増やさざるをえない事情、三ツ沢開催を増やすための将来の計画など、きちんと納得の行く答えを聞くことができた。サポミという公の場で説明したのだから、建前としてはそれで問題ないのだが、当日の少なかった参加者の人数を考えれば、皆が知りたそうなことはYOKOHAMA FCレターやF!メールを通じ、より多くのサポに向けて積極的に情報発信する配慮があってもよかったのではないかなと思う。来年は適宜、必要なコミュニケーションがあることを希望します。

ところで、足並みが揃わなかったとはいえ、コミットメントの深さや長さに違いはあるけれど、選手とフロントとサポは三位一体なんだろうと思う。基本的には利害関係もだいたい共通だし、一緒にやっていかないとどうにもならない有機的な繋がりがある。

強いチームが見たい。それには選手の補強・強化費が必要だ。

予算が増えれば戦力が増す。チームが強くなれば魅力が増し、サポの数が増える。サポの数が増えれば興行収入もスポンサー収入もリーグ分配金も増えて予算が増え、チームの戦力が増すと同時にフロントの人材も充実できる。フロントの人材が充実すれば、スポンサーも増やせて予算も増えるだろうし、クラブの魅力の見せ方もうまくなってサポの数も増えるだろう。また、チームの戦力が上がればもちろんサポの数も増える。サポの数が増えれば、予算が増えて〜と、最初に戻る。

たまたま予算が増えるところから始めたけれど、どっから始めても同じ。どれかだけがとつぜん突出してよくなることなんてあるんだろうか。物事にはバランスってあるし、程度の問題はあれ市場原理に必ず均衡はつきものだ。そうでなければ裁定が働く。

理想はひとまず置いておくと、J1に上がってまず必要なのはやっぱりお金、というのが現実だったんだろう。お金の話を嫌がる人もいらっしゃるが、現実は現実だ。J1の予算平均は年間30億円で、そのうち、人件費は14億4500万円。今年の僕らの予算は全体でわずか17億円だか。

けれど、それを再来年には平均である30億円にしていきたいと考えていた。クラブの目論見としては、ベテランとレンタル選手に頼ってなんとか今年と来年をJ1でやっていき、その間にサポとスポンサーを増やし、それで再来年からJ1で平均的なチームの運営ができるまでに持っていき、それから、ベテラン・レンタル選手依存からシフトして(ベテラン選手もいつかは引退するだろうし)選手の強化・補強を行って(すでに、J1クラブとして、ヨンチョルを獲得するなど、そういう動きは始まっていたけど、J2になったらどうなるんだろう。)いき、ゆくゆくは上位を狙っていくということだったんだろうと想像する。

2年後にはJ1平均になるのがあるべき姿と考えたのは、急ぎすぎな気がしないでもないが、よいか悪いかは別として、そこを否定してしまうとJ1クラブとしては成り立たないということなのかもしれない。また、実際に去年の1年でJ1昇格を成し遂げたのもその流れでの事実。

ともかく、残念ながらその目論見は今年いったん、潰えてしまったとまでは言わないけれど、修正が必要になった。そこをどうするのか、しかるべきときに知りたいところだ。

こんなことを書いていると、なんだかもうシーズンが終わってしまったかのような気持ちになってきて、けっこう気が滅入ってくる。実際、もうリーグ戦は、言ってしまえばレイムダックなのでしょうがない。(そもそも今週はリーグ戦もないことだしね。)

とはいえ、今年のJ1クラブとして、最後の試合が終わるまでがんばってほしいし、残る人は来年に繋がる戦いをしてほしい。意地があるし、最後までJ1を楽しみたいのです。最後まで応援に行きます。