ワシントンの軍隊:弱者の戦い

昨日の歴史の話からのサブストーリーです。歴史の話はこれでおしまい(考えてみたら僕は歴史が副専攻だった)。

アメリカは今でこそ軍事大国ですが、独立戦争を戦う当時は新興国、いやまだ国ですらない植民地。J1でいえば昇格したばかりの弱小マイナー球団。

大国イギリスと戦争をするといっても、戦いを専門とする兵士はほとんどおらず、独立のために立ち上がって集まった兵士1万2千人のほとんどがまだ戦いに不慣れな者たちばかり。銃も3人に1人しか持ってなかったし、戦闘に必要なまともな靴すら持たない者も多く、中にはサンダル履きの人までいたといいます。

対するイギリス軍はといえば、全員が鍛えられた戦いのプロ3万人。銃器も豊富。J1でいえば何度もチャンピオンシップを取った、資金も設備も戦力も豊富なビッグクラブ。

これでは真っ向から勝負しても敵いません。アメリカの、このまだ不慣れで弱い軍隊を率いた指揮官は、後に初代大統領となるワシントンですが、彼は弱ければ弱いなりに知恵を絞って、ホームでの地の利を生かし、相手が攻めてきたらとにかく引いて守り、相手の隙を見つけてはそこを突いて攻撃に出て、なんとか負けない戦いを展開してよく戦ったそうです。

でも、なんとか負けないのはいいけれど、勝たないことにはいつまでたっても独立できません。

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-手漕ぎのボートに乗るワシントンと弱い軍隊-

さて、ワシントンが戦場でがんばっている頃、凧揚げで有名なおじさん、フランクリンが外国にでかけて他国からの協力を仰ぎます。

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-おもろいおっさんフランクリン-

当時のヨーロッパからすれば、世の中にデビューしたてのアメリカは、違う世界から来たちょっと変わった野暮ったい人たち。そういう当時のアメリカに対する印象を逆手にとり、社交界でちょっと変わった服装であえて田舎者を演じたフランクリンは話もおもしろくて大人気。他国からの協力を得ることに成功します。

今で言えば、集客力のある人気選手、あるいは、自分たちの他とは違う特長を前面に売り込むマーケティングの天才であり、やり手の営業マンというところでしょうか。

アメリカはそれで多くのサポーターとスポンサーマネーと、そして外人戦力を手に入れ、まんまと宗主国イギリスとの戦争に勝利し、自由と独立を勝ち取ったというわけです。それから100年、200年とかけて世界一の大国になっていったんですね。



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takaoh