1年前の思い出

去年のこの日、僕はドイツの地にいた。

JFAの弾丸ツアーの抽選にもれ、急遽手配したチケットはマレーシア経由、オランダ行き。往復で0泊4日の強行軍だ。

成田からクアラルンプールに飛び、4時間ほどのトランジットを経て、ようやくオランダに向かう。機内には、白人の人たちに混じって日本を応援に行くサポたちの姿もあったが、すでに疲れているのか誰も挨拶もしない。

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無茶な行程が幸いして、オランダ駐在中の友人に1年ぶりに会うことができた。スキポール空港に着くと、十数年来の友が迎えに来てくれた。僕は長旅で時間の感覚を失っていたけれど、今思えばずいぶん早朝だった気がする。感謝。彼の自宅まで1時間あまりのドライブ・・・窓からは遠くに水車小屋が見える。彼の自宅でご家族と一緒に朝食をいただいた。

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ロッテルダムからは列車に揺られ、数時間の旅を楽しむ。朝、仕事に行くのであろう東欧系のおばさんたちの集団が楽しそうに大声でおしゃべりに花を咲かせている。ブラジル人らしき青年が、今夜のチケット入手のために、ヨーロッパ人青年たちと情報交換をしている。サムライブルーのユニに身を包んだ日本の男の子たちは、夜の戦いに備えるためか、つかの間の休息を取っている。そんな車内から、頭の中に繰り返し流れる「世界の車窓から」のメロディーとともに窓の景色を楽しんでいると、もうドイツ入国だ。


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試合開始までまだまだ時間はあったけれど、とりあえずはスタジアムに向かう。まだ人影もまばらだが、途中、浦和を応援しているとおっしゃる日本人の親子連れの方たちと知り合った。

スタジアムでチケットを発券してもらったり、いくつかの用事をすませてから、浦和サポ親子の方たちと一緒にW杯のお祭りムード一色のドルトムントの街を散策する。街中にある広場はW杯イベント特設会場になっている。会場内にはFIFAオフィシャルショップがあったり、特設ステージでは和太鼓による応援の演奏があったり、なにより屋台のビールがうまかったり、すばらしい雰囲気を楽しんだ。

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別の広場では、スコットランドの若者とブラジルの若者たちがサッカーボール一個を媒介にして交流を楽しんでいる。僕の新しい仲間の浦和サポ@息子さんも日本を代表して球蹴りに参加するが、肝心のところでボールは明後日の方へ転がっていってしまう。やはり決定力不足が日本の課題か。

街をあげてのW杯の雰囲気を満喫しながら、人の流れに逆流して駅まで歩いてみる。初めて訪れた人々が迷わないように、駅からスタジアムまでの歩道は赤いじゅうたんが延々と敷き詰められていた。もちろん、横断歩道では途絶えてしまうのだが、信号で止まっていると、通りすがりのドイツ人の老人が、「スタジアムはあっちだよ」と道案内をしてくれる。

小さなドルトムントの街中がW杯を生活の中で楽しんでいた。

日本のW杯は、そのホスピタリティで世界で評判になったけれど、こんなにみんなW杯を受け入れ、楽しんでただろうか、なんだか日本中ですごくもったいないことをしちゃったんじゃないだろうか、もう一度W杯をやりなおしたい、そんなことを思った。積み重ねられた経験や歴史の違いを感じる。がんばろう、日本。

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スタジアムに戻ると大勢の日本人とブラジル人でごった返している。友好的なブラジル人が、サムライブルーユニを着ている僕たちと一緒に写真を撮ろうというので記念撮影をしたり、日本に残してきたみんなのためにお土産を買い込む。日本人はすぐショップに直行と批判されるけれど、この時期にまとまった休暇を取るためにはいろいろな気遣いが必要なのだ。

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スタジアムの入場時間になり、浦和サポ親子の方たちとはここでお別れ。「来年、J1で会いましょう」と横浜サポの僕に言ってくれた。ありがとう、約束は果たせたよ。

試合はといえば、圧倒的なパワーのブラジル・サポたちが、僕の周りの席で、日本のみんなも一緒に応援しようよ、というノリで盛り上がっている。友好的だけれど、敵とはみなされていないんだな。それまでうるさかった彼らが、玉田のゴールでスタジアム中でし〜んと静まり返った快感。玉田よくやった、君のことは一生忘れない。

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試合終了後、ピッチで仰向けに倒れこんでいる中田が燃え尽きて泣いているように見えた。その姿を見ていたので、あとから引退すると聞いても、そうなのかと納得してしまった。最後の公式戦を一緒に戦えてよかった。

スタジアムで早朝まで過ごし、始発でオランダに戻る。空港ではサムライブルーサポたちはみな疲れきった表情。そうだよね、これからまた長旅だしね。

帰りもまたマレーシア経由でクアラルンプール空港に寄る。暇つぶしに空港で買い物したり、外を眺めたり・・・近くにセパン・サーキットが見えた。

前にマレーシアに遊びに来たのは1987年。当時とはずいぶんな違いに感慨深い。今や空港でインターネットまでできる。

代表ユニや神戸ユニに11KAZUの人を見かけるが、なんとなく話しかけるのをためらった。待合スペースでとりあえずベンチに横になり、仮眠を取る。もう何時間まともに寝てないんだろう?お腹が空いても現地通貨もないのでバーガーキングにもありつけない。

最後にまた飛行機に乗って成田まで帰った。長い旅だった。


明日は柏戦〜貪欲に

現実的にはますます厳しい状況になってきたのかもしれません。でも、サポが諦めちゃいけない、貪欲に悪あがきしないといけないと思う。ピッチで選手がボールを追いかけるのを止めてしまうと、諦めるな、届かなくてもいいから追いかけろ、あと一歩足を出してくれ、と思うじゃないですか。そうすれば何かが起こるかもしれないってね。

さて、明日でいよいよ1クール終了、前半戦最後のホームゲームは我らが聖地・三ツ沢球技場。5月26日の大分戦以来か。

プロフィールにも書いているけれど、三ツ沢に生まれ、三ツ沢保育園に通わされ、三ツ沢幼稚園に通い、三ツ沢小学校で学び、毎日三ツ沢公園で遊んでた僕にとっては、文字通りのホーム三ツ沢。大切な、そしてとても落ち着く居心地のよい場所です。次は8月15日の甲府戦(と18日の大阪戦)までここでの試合がないので、ぜひよい試合になるようにがんばりたい。

16節終了時現在で、

順位 チーム   勝ち点 
14位  千葉   16
15位  大分   16
16位  大宮   15
17位  甲府   14
18位  横浜   10

千葉はやっぱり17位からするっと降格圏外にでましたね。次節は新潟とフクアリで対戦。新潟でもらったMDPには、アウェイに行こうということで、フクアリのチケットの案内と座席図、新潟から蘇我までの交通手段などが詳しく紹介されていました。大勢のサポの方がアウェイに行かれるから載せてるんだろうけれど、やっぱりすごいですよね。

現在のところの降格圏には大宮、甲府、横浜と元J2組が並んでますが、大分と甲府が小瀬で、大宮は駒場でマリノスと。なんとか早く追いつきたいぞ。

柏はここまで6勝5分5敗の8位で立派な成績。でも絶対に負けたくない。

”☆選手☆スタッフ☆サポーター、一致団結して頑張りましょう!”


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山口素弘アーレ

試合終了後、まず横浜サポに挨拶。胸のエンブレムにキスして、手を叩いてコールに応え、仁義をきった。それから横浜のユニを脱いで、横浜の選手から一サッカー人となって古巣・新潟のファンに挨拶。

彼の横浜を愛する気持ちも伝わったし、新潟ファンが彼を愛する気持ちも伝わった瞬間。



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