サッカーと季節と地域の力の関係
2008年07月29日
こちら関係の続投です。 2010年から開始を計画されている秋春制への移行ですが、これについての最大の問題点は冬季の積雪につきると言えます。 いや、実際hには、ほとんどこれしか無いと言えるんじゃないでしょうか。 あまり語られないのですが、冬季の開催を調整する最大のメリットは、日程の安定化です。12月から2月の、長大な空白期間を調整することで生まれる時間的余裕と、そしてなによりシーズンに向けての調整そのものが潤滑になる。それによる格クラブのチーム力の安定化、選手の移籍を含めたチームのデザイン、監督等の交代によるチームの見直し。 こういった用件がスムーズになる。 そもそも、現状の11月に雇用の見直しをおこなう状態で、チームといえるものが本当に作れていたのかな、と。これはプロ野球の慣習をそのままスライドさせているのではないかと思うのですが、サッカーチームのオフは今でも天皇杯決勝を基点にすれば年を越すものです。 三月二週から十二月一週の、国際大会に沿ったJ1リーグの長期の中断、芝養生のためにホームでの試合中断期間、サマーブレイクを一月以上取るなかでリーグ日程、カップ戦日程の調整は無理がある。 Jが始まった当初は、冬場の厳しい観戦環境での開催に耐えうるニーズが無かったため、観客に考慮した日程でスタートしたのでしょう。 日本は4月年度初め、翌年3月の年度末で、ずっと続けてきた国柄ということもあり、さまざまな関係機関との調整も容易かったとうこともあると思いますけれども。 結局のところ、現状のシーズン期間が無理の多いものだということは、明らかなはず。それがいまだに春秋単年制の日程を続ける一番の理由、それが日本は豪雪地帯を多く含むという事かと思います。 さて、果たしてその降雪地域におけるサッカー環境ですが、この16年間でどれだけ整ったのか、ということです。 事実上一切変わらなかったのが真実。それは結局のところ、寒冷な地域は今、経済力が無いということ。 2008年現在、Jを目指すチームを現実的なレベルで運営する組織を持つ都道府県は軒並み関東、関西以西に集中し、北陸、東北圏には存在しないのが実情。 栃木SCとカターレ富山が来年度J2昇格となれば、これが最後ではないか。 この16年間。日本のサッカーシーンは雪国、北国に大きく譲歩し、優遇するような日程になっていた。 にも関わらず。これらの地域は降雪に対する十分な準備をもってJに望むことを出来なかった、と言えないか。 つまりそもそも、そんなニーズも財力も存在しなかった、と。 降雪地帯対策は、実際には極めて限られた地域の問題ではないか。 そう考えます。
- posted by 八月のエリゼウ
- 06:05
- Insect's eyes, bird's eyes, and corns

