高橋みゆき

先週はずっとバレーボール見てました。テレビで、現地アリーナでって感じで。
横浜アリーナでのバレーボール開催は約10年ぶり二度目だそうで、
アリーナ席って可動式なんですね。行われる催し物にあわせて座席が競りあがったり、格納されたりする造り。
会場の屋根中央部からTOHSHIBA製の巨大4面モニターが下がり、テレビカメラなんか大小8台で選手、試合を追ってます。
こういう空間にいるってだけでワクワクしました。

世界の強豪の試合を生観戦はかなりインパクトありましたね。
いつもはテレビで日本戦をなんとなく見てるだけでしたが、悪いけど迫力が違ったかなあ。
ブラジルとか、普通に日本より上手いです。なんかね、日本は技術は世界一だけど身長とパワーで負ける、とかいうの、嘘だよ。
ブラジル、中国は日本より上手い。
キューバは滅茶苦茶だけど、とにかく身体能力がぶち抜けてるなあ。
俺、あんなのは大嫌いだけどな。

さて、高橋みゆきです。いわずとしれた人気者、日本の大エース、
だと思ってましたよ。この人が決めてるから日本が勝てるくらいに思ってました。最近は不調なのかなあ?という感じもしてたんですけどね。

アリーナで見た高橋みゆきは、ずっと華奢な体でした。
テレビではずんぐりむっくりで筋骨隆々として見えたのですが、
実物は、胴が引き締まった体躯に比して、とても長い、しかも細いきれいな
ガラスのような四肢がにょっきり生えているような体系でした。
もしバレーボールとかしてなかったら、どっちかっていうと華奢なお姉さんだったんじゃないかなあ。

試合を生で見て愕然とした。もう、ボロボロって感じでした。
右足にはギチギチのテーピングで、それでテレビなんかでは判らなかったけれども、ほとんどビッコを引いてるくらいの歩き方。
スパイクに行くときも、もう飛べない感じ。30センチも飛べてない。
懸命にくらいついていこうとするのが痛々しかったなあ。

テレビでも見たことある人いると思いますが、この人は感情がすぐに顔に出ます。
二年前、この人が絶好調のころは目の輝きが凄かったんですよ。
今、目が死んだ鯖になってます。テレビで大写しになるとよく分かる。それがなんとも寂しい。

試合によっては、それでも獅子奮迅でしたね。この姿。まるで晩年の城彰二がダブりました。
05、06シーズンの城は、このまま現役続けたらもしかして一生松葉杖じゃないかって思うときがあった。すでに膝は限界を超えてる感じでしたからね・・・。

高橋みゆきは、たぶん五輪を最後に引退するんだろうな、と。
最後は、全力を出し切って、すっきりした目で静かにコートを去っていけたらいいなあと思いました。
北京での日本は、まったく期待できないでしょう。成績でチームを語るなら、
おそらく惨敗、ということが必至なのかもしれない。
けれども、高橋みゆきに、今の苦しそうな顔は似合わない。
そのときがきた時、どんな表情を見せてくれるのか。
笑顔でなくても、やりきった顔を見せてくれたらと思う。
ああ、これが超一流の最後にみせる顔か、と。思わせてほしいです。


今回みたいに、このカテゴリーは横浜FCの選手だけじゃなくて、
いろんな「人」について書いていけたらなって思ってます。

  • BIBS

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