「舞台考」-序説の了-1 鳥栖スタの立地と集客率が教える、専用スタというもの。

本日、08シーズンJ2リーグ、第二十六節は、
鳥栖、ネーミングライツにてベストアメニティスタジアム。
通称ベアスタでのAWEY戦となります。
詳しく書き込みだすと、それだけでページが埋まるので割愛するけど、
本日の横浜FCの必勝を願っております。
つーか。そろそろ勝てよ。おい。

鳥栖スタジアムはサッカー専用スタジアムとして誕生し、
その位置づけは元来、北九州地方の交通の要衝である鳥栖市に、
九州を代表するサッカーチームを誘致しようという目的で0から作り上げられました。
鳥栖サポのBLOGなどを読むと、異口同音にこのスタを讃え誇る言葉を見ます。
日本一のサッカースタだ、と。交通の便も、JR鳥栖駅を降りてすぐのところ。
これほどの立地条件に、これほどのすばらしいスタジアム、ということでしょう。
しかし。建設以降その観客動員について言えるのは、それほど芳しいものでは無い、ということでしょうか。
サッカーは本質的に面白く、地域の人は皆、その魅力を知るならば専用スタジアムに集う。みんな、サッカー専用スタジアムを望んでいる。
人々は目の前のリアルな試合を固唾をのんで見守るものであり、熱い心のゴール裏はいつもチームを鼓舞し続ける。

これは、サッカーシーンというものを語るときのいわば定説として存在する。
異論を唱える人はいない、いたら頭がおかしいんじゃないかってことになる。

そうでしょうか?

数日前から、いろいろと「舞台としてのスタジアム」について見聞きし、考えて見ました。そこにいえることは、人々がスタジアムに集う理由、それは
必ずしもサッカー観戦を楽しむためではないのではないか?
という、原点に立ち返るものでした。

ミスターシービー以降。これはちょうど時期的に一致すると思うのですが、
スタジアムはメディアミックスが不可欠となりました。
昭和33年。長島茂雄の登場がテレビ時代を告げた後。
四半世紀後、ミスターCBは、まさにミスターADとして再登場した事になります。
数年後には、プロ野球の日本シリーズがテレビを意識してナイターとなります。

このブログスペースを使用されたり、頻繁に目にされる人は、いわゆる団塊ジュニア世代以下になってくると思うのですが、
そういう私たちの目にとって、スタジアムを見るということは、むしろ
メディアに触れる、テレビの画面に自分たちが融合していくという行為になってきていたと思うのです。
一億総タレント時代、なんていう言葉が一昔前にありました。
その時代、自分たちと縁の薄いイベントごとに初めて顔を出すという行為は、
知らず知らずのうちにマス媒体の中に同化していく行為であったのではないでしょうか。

事の起こりや成り立ち、内容は、よくは分からない。でも、あの、テレビに映ってたヤツが近くでやるらしい…
私たちは今、その行動原理の根源にこの回路を持っているとはいえないでしょうか?

私は、スポーツ全般について疎く、自分で行うのも実のところ好きではありません。
だから、サッカー場に集う理由は元々は無かったんです。
そんな私にとっても、今は横浜FCはなくてはならない存在となっています。
人は、実際に触れるものによって成長し、変化していく。
そしてそのきっかけはまちまちなのでは無いか。

この視点に立ち返って、もう一度サッカー専用スタジアムを見直し、
また、スポーツ等、イベントの舞台を見直してみる必要、あるんじゃないか。

私は、そこに横浜FCの、更なる発展の鍵があると思っています。
それは、このチームの成り立ちともとても密接に関係があることだからです。
このチームを、一度三ツ沢という「舞台」と切り離して考えるサポーターからの視線が、いまや、このチームには必要になってきていると思ってます。

続きます…

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