関東サッカーリーグ1部・第4節 2008.04.27(Sun)13:00K.O
YSCC 3(0−0)3 厚木マーカス @ニッパツ三ツ沢球技場 観衆353人(目測)
・子どもたちのために『最後まで諦めなかった』、勇敢なフットボーラーたち
試合内容はさておき、今日は『勝ち点3よりも、大切なモノ』を、YSCCイレブンに見せて頂きました。「最後の最後まで、絶対に諦めない」姿勢を貫いたYSCCに、ボクは心から感動したし、正々堂々と真っ向勝負を貫き通した厚木マーカスの戦いぶりも、とても清々しかった。こんなファンタスティックな試合を観戦出来て、とても幸運だったし、スタジアムに居た事を素直に誇りに感じています。
この一戦は「永遠に記憶に残る」、『まれに見る名勝負』として、ボクの「貴重な記憶の財産」にさせて頂きます。両軍選手、関係者の方々に対して、その健闘を称えるとともに、まずは御礼を申し上げたい気分です。
ボクのココロに響いた場面は、80分。10人のYSCCは2点のビハインド(1−3)、残りわずかに10分間。多くの観衆が「YSCCの息の根が止まった」と感じた時。その瞬間、YSCCゴール裏サポの金狼な御方が大きな声で、ピッチ上の選手たちに渇(カツ)を入れた。
『子どもたちが、見ているぞーーー!!!』
この声で、下を向きかけていたYSCCイレブン(10人)のハートに、再び火が着いた。そして、YSCCが、クラブ創立後22年の歴史と意地を賭けた、魂の反撃が始まった。クラブのサッカースクール門下生の子どもたちも、スタンド最前列にあるフェンスに身を乗り上げて、必死の声援。親御さんたちも、全力の手拍子で後押し。それは、クラブ全てが一体となった、魂の大逆襲だった。
で、以下が『観戦記』;
8チームによる2回戦総当りの計14試合で開催されている、関東サッカーリーグ1部。先週末までに第3節を終了し、今週末(4/26、27)は、早くも第4節。Jリーグと違って試合数が少ないので、「もうそろそろ、中盤」で、リーグ戦は真っ盛り。そんな日曜日(4/27)に「横浜3大クラブの雄」YSCCは、ホーム・ニッパツ三ツ沢に海上自衛官フットボーラー軍団(と言う超異色なチーム)を迎え撃つ。
ここまで、YSCCは1勝2分の勝点5で、8チーム中の4位。首位を走る宿敵・町田との勝点差は「4」。次節(5/04)に控える「大一番」アウェイ町田戦までは、これ以上の勝点差を広げたくは無いところ。
一方のマーカスは、町田、日立栃木、狭山の3強と連戦して、3連敗の未だに勝点0で最下位(8位)と、苦しい戦い。一年で2部に逆戻りしないためにも、ここで今季初勝利と勝点3を奪い、1部残留へのキッカケとしたい一戦は、キックオフ直後から快晴に恵まれたニッパツ三ツ沢で、午後1時にキックオフ。
■メンバー
□YSCC
GK 1平川
DF 2渡部 3大平 24谷津 13井上
MF 17金子 7大久保 10石川 8土屋
FW 9福井 27平田
SUB
□海上自衛隊厚木基地マーカス
GK 21堀
DF 3井坂 4小牟礼禮(コムレ) 13佐藤 5森田 6小池
MF 8後藤 14船田 7坂倉
FW 11須田 20坂本
SUB
■得点
58分 福井(YSCC) 1−0 ゴール前でしっかり詰めて、先制ゴール!
60分 小池(厚木マーカス) 1−1 PKから、同点ゴール!!
68分 後藤(厚木マーカス) 1−2 弾丸ミドルで、逆転ゴール!!!
79分 森田(厚木マーカス) 1−3 細かなドリブルから、技アリシュート!!!!
85分 福井(YSCC) 2−3 希望を繋ぐ、執念ヘッダー!!!!!
89分 三宅(YSCC) 3−3 89分59秒、意地の監督弾炸裂!!!!!!
開始直後の02分、YSCCは左サイドを8金子が崩し、17金子がシュート、高速カウンターで先制パンチの上々な滑り出し。
15分、厚木の7坂倉を引掛けて、YSCC 2渡部がイエローを食らう。
21分、YSCC 8金子が絶妙なスルーパスを通すが、FW27平田のシュートが弱く、ゴールならず。
23分、YSCCの左サイド後方からロングパスが、ゴール前のFW9福井に通ると、福井が魔法のトラップでボールを受け、左足を鋭く振り抜く。強烈シュートが厚木ゴールを襲うが、厚木GK21堀がかろうじて手に当て、CKへ逃げる。ここからYSCCが、ペースを掴む。
25分に金子のクロス⇒福井、36分にも細かいパス交換から福井、37分には金子、らが立て続けにシュートを放ち厚木ゴールを脅かすが、ゴールが生まれずに、前半終了。
後半開始、47分。厚木は、MF8後藤が40mFKの強烈弾を放つと、YSCC GK1 平川がファンブルするが、ココは素早いリカバーでセーブ。勝利を渇望する両軍が、ヒートアップする。
52分、YSCCは左サイドで得たFKを10石川がセンタリング。ドンピシャなヘッダーでボールが厚木ゴールに吸い込まれたっ、と見えたがゴールライン上で厚木14船田がヘディングでクリア。厚木の大ピンチを救った。
58分、YSCCはハーフウェイ付近のプレスで奪取したボールを、MF7大久保が勝負ドリブルで中央突破、左にフリーで開いたFW27平田へラストパス。厚木GK堀と1対1になった平田がシュート、これをGK堀が身体でブロックすると、こぼれたボールにキッチリと詰めたエースFW9福井が冷静に、シュート。YSCCに待望の先制ゴール!、1−0。
60分、リードを奪われた厚木は、すぐに反撃。右サイドを駆け上がったFW11須藤をボックス内でYSCC2 DF渡部が倒してしまい、イエローカード&PK献上。このPKを厚木キャプテンのMF6小池がキッチリと決めて、厚木が同点に追い着いた。1−1。
渡部は2枚目のイエローで退場、YSCCは10人となり、数的不利のまま残り30分間を戦う事になり、苦しくなった。
63分、YSCCはMF7大久保に代えて、DF4重久(元マーカス)を投入。渡部退場による最終ラインの手当てをするも、中盤が薄くなる。
どうしても勝利が欲しいYSCCは、10人になっても貪欲にゴールを狙う。65分には、自陣深くから平田が抜け出し、カウンターを見舞うが、フィニッシュ出来ず。
YSCCが前掛かりになったところを、厚木がその裏を突く。激しい攻防。68分、YSCCのマークが甘くなったところを、ボックス外から厚木MF8後藤がミドル弾をズドン!これがYSCCゴールを突き破って、厚木が歓喜の大逆転ゴール。1−2。
YSCCの焦りが続く、79分。厚木は猛攻の連続から、左サイド深くを細かくパスを刻んで切り崩し、左SB森田がドリブル侵入から、ワザ有りのシュートでYSCC GK1平川のニアを抜いて、トドメのゴール。1−3。
10人のYSCCは2ゴールのビハインド、残りわずかに10分間。多くの観衆が「YSCCの息の根が止まった」ゴールだと感じた瞬間、YSCCゴール裏サポの金狼な御方が大きな声で渇(カツ)を入れた。
『子どもたちが、見ているぞーーー!!!』
この声で、下を向きかけていたYSCCイレブン(10人)のハートに、再び火が着いた。
83分、ベンチから指揮していた選手兼任の三宅監督が、『代打、オレ』の選手交代を告げ、FW27平田と代わって、選手・MF6三宅がピッチに立った。ココからYSCCが、クラブ創立後22年の歴史と意地を賭けた、魂の反撃が始まった。クラブのサッカースクール門下生の子どもたちも、スタンド最前列にあるフェンスに身を乗り上げて、必死の声援。親御さんたちも、全力の手拍子で後押し。それは、クラブ全てが一体となった、魂の大逆襲だった。
85分、左タッチライン際を強引に勝負ドリブルで突破した、DF13井上がセンタリング。エースFW9 福井が渾身のヘッダーを、厚木ゴールに叩きこんで、反撃の狼煙ゴールを決める。2−3。
この後、ロスタイムの3分間を含めた計8分間の攻防に関して、ボクは興奮し過ぎて、記憶がイマイチ定かではない。メモを取るような余裕は無いほどに高揚していたし、一瞬足りとも見逃せないプレーの連続だった。(だって、テレビ中継もないだもん。見逃せないじゃん)
それでも、一進一退の攻防が続き、ロスタイムも最後の瞬間を迎えた時。左サイドを攻めあがったYSCCがボールを繋いで、シュートコースを創出し、中央で待つ三宅選手兼任監督にラストパスを送った。ゴール正面やや左寄り、距離にして約30m、三宅が渾身の魂を込めて右足を振り抜くと、キヤノンシュートがスライス気味の弾道で厚木ゴールを襲う。厚木GK21堀が左にダイブして飛ぶ横をキレイな孤を描いたシュートが抜いて、ゴール右角に突き刺さった。同点ゴォーーール!!!3−3。そして、その瞬間に試合終了のホイッスル。(ロスタイム3分の掲示に対して、ボクの時計は「49分23秒」を示していた)
歓喜爆発、大沸騰のスタンド。ボクは左隣にいたヨコハマなアミーゴさんとハイタッチ、右隣にいたYSCCの控え選手たちとハイタッチ、興奮のあまり、記者席後方の壁によじ登り、高らかにガッツポーズを天に向けていた。
勝ち点3も大事だけど、もっと大切なモノを見せてもらった。
『最後まで諦めない』から、ミラクルは起きる。
08年間累積観戦・・・「計42試合」に到達
- posted by ken1eagle
- 21:50
- マイナーフットボール
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